過去の仕事の写真です。すべての現場の写真を撮ってこなかった為一部ではありますがご紹介します。
「限界耐力計算」という構造計算を用いて構造適合判定を受けた神奈川県で初めての案件となりました。 ただし、この計算と審査には膨大な時間と労力がかかる(正味6ヶ月)ことから、施主、設計者、工務店の3者の熱い想いなくしては達成できなかった様に思います。 現代でいう地盤改良の「よいとまけ」や耐力壁になる「竹小舞・土壁」の工程は施主や仲間の職人と共に皆で楽しみながら作業しました。2年前に完成した家は今も経年変化しながら深みを増していっています。
玄関からダイニング、キッチンへと続く広い土間が主役の家。土間は吹き抜けになっており2階の窓からも日が差し込みとても明るく開放的です。来客時には土間がおもてなしの場所となりご夫婦が料理の腕を振るいます。土間の一角には最新設備の入ったオーダーキッチンを組み込みました。また、小さいながらご夫婦それぞれのオフィスがあり、適度な距離を保ちながら仕事ができる環境となっています。
鎌倉の旧市街の中にある、和の佇まいの家。2Fにあるリビングは天井に目を向けると迫力のある梁と小屋組みが目を引きます。1Fには趣味室を配置し、ストーブや小さなキッチンを備え付けました。同じく1Fにある浴室は浴槽の上部の壁を高野槙貼りとしており良い香りが漂います。廊下には杢巧舎で製作した和紙で作った照明が設置され、土壁をほんのりと照らします。
鎌倉長谷にある1926年に建てられた老舗の酒卸問屋を改修し、結婚式場として利用しています。以前の住居部がレストラン会場へ、酒蔵が挙式会場へと生まれ変わりました。大正ロマンな雰囲気に統一されたこちらの式場は、年間多くのカップルが結婚式を挙げる、人気の式場となりました。
石場建て、縁側、木製の雨戸、土間、雪見障子、古建具、大きな本棚など、ご夫婦の夢とこだわりを詰め込んだ家。料理は籠って集中して作りたいというご主人のご希望があり、あえて独立したキッチンを作りました。共働きのご夫婦が家事をしやすい様、2Fに大きなクローゼットを設けました。
海にほど近い焼杉壁の家。将来のご両親の同居のことまで見据えた、ゆとりのある間取りで計画されました。要所には古道具を採用し、重厚感のある和の空間を演出。また木製の対面キッチンと収納力たっぷりの背面収納、家事室も備え、ご夫婦のこだわりの詰まったお宅となりました。
元々別のところでお店を構えていたオーナーが、巡り合った北鎌倉の地で、「お客様とより近い距離でお料理をおもてなししたい」それにお応えすべく、限られた空間でオーナーの想いが形になりました。 内壁は少し荒っぽい左官仕上げですが、照明の光と相まって土の温かみが感じられます。 お料理の並ぶカウンターは松の一枚板。和の食器に並ぶイタリアンとの相性は、お料理を上手く引き立てます。入口のアプローチも小さいながらにまとめられて、低めの古建具から入るお店は秘密基地のような誂えとなりました。